他山の石というのか、今回をきっかけに早い対処ができたのが何よりというのか。17日に行われたJ1第12節・浦和レッズ湘南ベルマーレ戦で誤審が起きてしまいました。

前半31分にベルマーレの杉岡選手が放ったシュートがゴールの右内側のサイドネットに突き刺さってゴールが決まったように見えたのが、副審はゴールの右から左へと両端のゴールポストに当たってゴールラインを越えないうちにキーパーが拾ったと判断しました。そのため主審は笛を吹いて試合を止めることはありませんでした。しかし、ゴールを許したと思ったレッズのGK西川選手はリスタートのためにボールを拾い上げ手で投げてしまいましたし、ベルマーレのちょう監督らは「入っているだろう」と審判団に抗議したり…と混乱してしまいました。元審判の方がサッカー情報専門サイトで語ったのを見てみると、どうやら副審としては「入ってない」と思い込みをしやすい当たりだったそう。ただ、次のプレーが止まった時に主審が副審と第4の審判を集めて話し合って確認した方が混乱しなかったのではとも付け加えています。

何度も言いますが、バレーボール、テニス、野球、アメフトなどのように頻繁にプレーが止まるわけではないのでチャレンジシステム(プロ野球でいうところの「リクエスト」)をそっくりそのまま導入できないかもしれませんが、国際大会で一般的になっているVARとゴールラインテクノロジー(シュートが決まったのを主審が身に着けている端末に知らせる)をJリーグにも導入することはできるかもしれません。ただ、J1からJ3までくまなく導入するには何億ものお金がかかるし、設備を整える工事が必要になるとすると簡単にはいきません。ですが、Jリーグは8月から試合を裁く審判員を増やす方向で調整を進めているそうです。どこを増やすかというとゴールの真裏でシュートが決まったかどうかを判断する追加副審。つまり6人制にするわけです。そして主審と副審は2週間の出場停止処分を受けたそうです。少しでも間違いが起こらないようにするため、すぐにできることを取り組むことは誠意の現れと思い、期待します。シーズンが終わるまで待つことが当たり前な感があるプロ野球よりも対応が早いような気がするし。

では、また次回です。
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