新型コロナウイルス感染拡大の影響がまだ残ってはいますが、経済活動の正常化の兆しが見えつつあるようです。そんな中でNPB公式戦の開幕日候補が6月19日・26日と7月3日の3つの金曜日に絞られました。が、交流戦に続いてオールスターの開催も断念されたとか。

NPBでオールスターが始まったのは1951年、セリーグとパリーグの2リーグ分立2年目のことです。実は2リーグ分立1年目の1950年に実施する準備もされていたそうですが、1949年秋からの新規参入や主力選手の引き抜きなどがセリーグとパリーグの根深い対立を生んでしまい、2リーグ初年度でのオールスター開催を断念せざる得ない状況になったと、プロ野球の歴史本で読んだ記憶があります。その年は日本シリーズ開催も危うかったそうです。そういう波乱の年以来となるオールスター断念というのは歴史に残ることになるでしょう。

オールスターがないシーズンは交流戦抜きの120試合程度になるとか。130試合を切るシーズンは1953年以来になるそう。リーグにいるチーム数が変動したり日米野球などの親善試合の試合日程確保のために本来より少ない試合数で強制終了したりして試合数が安定することがなかった時代ではありますが、こんなに試合数が減るようになるなんてどうなるのか想像がつきません。オールスターがない夏というのも想像できません。どんなシーズンを迎えるのか、見届けるしかありません。

では、また次回です。
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