3月に行われる予定だった第92回センバツ高校野球は太平洋戦争での中断以外では初の中止となりましたが、8月に参加予定だった32校が参加する1試合限定の特別試合が甲子園で行われることが明らかになりました。8月10日から17日までの間、1日最大3試合開催しますが、レギュレーションの詳細はまだ調整中だそうです。

夏の選手権も中止になったことでセンバツの代替大会は難しいと思いましたが、1試合限定とはいえ実現させるとは思いもしませんでした。センバツが中止になった直後で語られていた代替案というのはひとまず中止で秋(11月あたり)に延期できるかどうかというものでした。それが夏も中止になってしまうと夏・春両方の代替はスケジュール的に無理だろうと思ってしまったものですが、春だけでも代替を実現させたのには驚きです。高野連の努力はものすごいものです。

8月の甲子園代替開催が実現したのには今季限定のセリーグの日程編成が関わっているかもしれません。セリーグは1カード6連戦のパリーグと違い、従来通り3連戦を1つの単位として編成しますが一度ロードに出たら数カードは戻らないという編成になります。8月の試合日程がまだ公表されていないので細かいところはわかりませんが、阪神が最低3カードはロードに出ることになったから実現したのかもしれません。ただ、例年とは違い国内あちこち3週間動き回るのではなく移動幅をなるべく小さくする配慮がとられるので、高校野球の期間は関東にとどまっているか京セラドームでのホームを挟みながら広島-関西-名古屋と回るかのどちらかになりそうです。

高校球児にとっても猛虎戦士にとってもいつもと違う夏を迎えることになりそうです。良かったかどうかは終わってから検証することにしたいと思います。では、また次回です。
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