予定が発表されただけではなかなか実感がわかないものですが、いざ近づくと気持ちが高ぶってくるものかもしれません。いよいよ19日にNPBの公式戦が開幕します。そこに向けたレギュレーションなども整えられました。

丸12週間、ほぼ3か月遅れで開幕して120試合を戦うため過密日程にならざるを得なくなるので、例年と比べて一軍登録数は2人増し、ベンチ入り人数と外国人枠は1人増しになります。FA資格取得要件も今年限定の設定になります。そして延長は10回1イニングのみになります。東日本大震災の影響で3週間延期となった2011年に設定された時間制限は設定されません。2011年は計画停電が行われ節電が奨励されたため、試合時間が3時間半を過ぎて9回終わっていなければ延長なし、9回終わっていれば3時間半になるまで延長をやるという限定ルールが設定されおよそ20年ぶりに「時間切れ引き分け」が復活しました。しかし、交流戦終盤で優勝の可能性を残したチームの監督から「時間切れの基準があいまいだからチームの成績が大きくぶれてしまう」との苦情が大きく報道されたこともありました。今シーズンについても「時間切れ引き分け」の採用が検討されましたが、意図的な遅延行為でチームの成績が大きく左右されてしまう心配が払しょくされないとして見送りになりました。

今年だからこそのルールを意識した戦略、戦術がどれだけできるかによって順位が左右されるかもしれません。シーズン前半は1カード6連戦が続くパリーグは特に中継ぎ投手や攻撃陣の層の厚さが問われると言われていますし、先発ローテーションだけでなくローテーションの谷間を埋められる先発投手の豊富さも重要な要素になるともいわれています。投手陣だと「先発の谷間」から、野手陣だとけが人や休養するベテランの穴埋めからニュースターが登場するのではという期待もあります。2011年とも違う特別なシーズン、特別な思いで楽しみたいと思います。

では、また次回です。
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