サッカー天皇杯のベスト16以降の組み合わせ抽選会が行われました。これまでは1回戦から決勝戦までのトーナメントの山型が出来た形で優勝を争っていましたが、今年からはベスト16となる4回戦から改めて抽選をして、決勝までの山型が出来上がるという仕組みとなりました。そんな中で行われたのがこの抽選会です。 NHKのBS1でこの様子が生中継されたのを見ていましたが、よく見たような光景が。抽選のために用意されたのは2つの大きなボウル。その中には8個ずつのカプセルがあって、カプセルの中には番号が書かれた紙があります。その番号によって組み合わせが決まるようになっています。そう、ワールドカップやUEFAチャンピオンリーグの組み合わせ抽選会でよく見るものを使っていたわけです。NHKで放送していたからというわけではないでしょうが、NHKで解説をしている代表経験者4人がボウルに手を突っ込んでカプセルを次々と取り出します。取り出された紙に書いている番号を司会のアナウンサーが読み上げ、指定の番号にチームの名前が書き込まれていって組み合わせが完成していきました。 これがもし野球だったら。甲子園大会の組み合わせ抽選会ならば各校のキャプテンが次々とステージに上がり、立会人の目の前で番号札を引いて、出た番号をキャプテン自ら読み上げて組み合わせが決まっていきます。都市対抗野球では監督なり部長なり、キャプテンにこだわらずチームの代表者が壇上に上がって抽選するみたいです。立会人が第3者でも、抽選をするのは当事者という考え方が基本線のようです。だから、野球の天皇杯が行われるようになったら、こういう抽選会にはドラフト会議のくじを引くような人たちが壇上に上がってボウルからカプセルを取り出していく作業をするでしょう。そのカプセルの中身を確認するのにコミッショナーなりセ・パ両リーグの責任者(今は「リーグ会長」というポストがないので)が脇にいるくらいでしょう。 当事者にくじを引かせないというのはサッカーの万国共通の考え方なんでしょうか? ボウルの中のカプセルとともにそうなのかなって思ってしまいました。サッカーにはどれくらい万国共通ってものがあるんでしょうか? 時間があれば調べてみたいですね。 それでは、また次回です。
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