もろもろの事情がありまして、予定よりも遅い更新となりました。申し訳ありません。

さて、雨で1日も流れることなく大会が行われた第85回センバツ高校野球。埼玉の浦和学院が初優勝を果たしました。優勝候補の一角と目されてはいましたが、意外と思うことばかりの優勝だったように思います。

センバツというと、夏と比べて実戦経験があまり多くない中で本番を迎えることもあってか、大量点とって相手を圧倒するよりも、ロースコアの投手戦のほうが多いイメージがあります。その点から考えると浦和学院って意外なチームという感じがします。初戦に当たる2回戦から決勝までの5試合すべて4点差以上の差がついているし、2度か3度か2ケタ得点で勝っている。こういう勝ち上がりで優勝するのはやっぱり夏のイメージが強いんですよね。そうかといって守りがおろそかになっているわけではない。2年生エースの小島投手中心に余計な点を相手に与えないような守りもちゃんとできているんです。

野球は点を取られなければ負けることはない。よく言われるセオリーですけど、点を取らなければ勝てないこともまた然り。浦和学院ばかりでなく、今回は例年以上に大量点を奪って圧倒する試合が多かったような気がします。時代の移り変わりなんでしょうか? 目立つ大砲がいなくても、好投手がたくさん現れても、当たり前のことを当たり前にできなければ甲子園では勝てないという証明だったんでしょうかね、今回の浦和学院の優勝は。

そして、今回のセンバツで気になったのはラフプレー。特にスライディングです。ホームベース上のクロスプレーでランナーが相手のキャッチャーにタックル食らわせたために守備妨害をとられたり、ダブルプレーを阻止するために2塁塁上で相手のショートにスライディング仕掛けてバランスを崩すようにして守備妨害になったりして、これまで以上に厳しくなってきましたね。サッカーで言えば、高校生は「育成年代」。そういう年代には相手に怪我を負わせないような、できるだけクリーンなプレーを徹底させることは悪くないことでしょう。ただ、なんでもないスライディングをけちつけるようなことになると困りますが…。

それでは、また次回です。
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