以前、このブログで紹介したサッカー専門新聞「エルゴラッソ」に連載中のまんが「蹴球風見鶏」でまたほろりとしてしまいました。

29日付の紙面は、2010年のワールドカップで得点王となったウルグアイの大物フォルランが加入することになり興奮しすぎてセレッソ大阪のマスコット親子が浮き足立つ様子と山田暢久選手が引退を決断して「浦和の山田」として現役を貫いたことに感謝の気持ちを伝えようとする浦和レッズのマスコット「レディア」が描かれています。「蹴球風見鶏」でレディアは、現状にそぐわないのんきなことばかり言い続け「契約社員」として行動をともにしている埼玉県のマスコット「コバトン」に怒られっぱなしというキャラとして描かれていますが、今回は「山田選手のように現役生活を送れた人は本当に少ない。山田選手は幸せだったんだね」としんみりしながらも感謝の気持ちを伝えようとしています。その気持ちにコバトンもうなずいています。そして、「山田さんがいなくなったピッチに早くなれないとね」と新たな気持ちでこれからのシーズンを迎えようという気持ちを示しています。

そのチーム一筋で現役を全うすることはJリーグでは本当に難しいこと。ましてや、ある特定の監督についていって何チームも渡り歩くような人だっています。山田選手のように一筋に歩むようなら、監督が代わるごとに求められる役割をこなし続けなければなりません。サッカーというのは監督のスポーツといわれているそうですからなおさらのことです。プロ野球なら中日の山本昌投手のように30年近く一筋に歩めるとしても、監督によって大幅に求められるものが変わるということはそうないでしょうから、貫きやすいところはあるでしょうね。

それでは、また次回です。
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