もはや6月の風物詩といっても過言ではないAKB48の選抜総選挙。7回目となる今年は、6日に結果発表会が3万人以上あつまったというヤフオクドームで行われました。で、タイトルにあるような笑ってしまった話とは、この日のテレビ欄のことです。

この日、NHK総合テレビでは、フジテレビで発表会を生中継をしている時間帯、いわゆる真裏の時間にプロ野球の巨人戦土曜ナイター(対福岡ソフトバンク)を放送していました。総合テレビでのナイター中継は現在、年数回の巨人戦土曜ナイターだけになっているだけに、気合が入っていたのか、普段見られないフレーズが散りばめられたのです。
『こっちのドームは野球、しかも好カード」
「連覇をかけて、球界のセンター目指した戦い」
「タカのセンター柳田…」

明らかに「総選挙」を意識したであろうフレーズが並んでいます。
実はNHKの巨人戦土曜ナイターが「総選挙」の結果発表会の中継とぶつかったのは3年連続なんですが、去年まではここまで意識したフレーズをテレビ欄に示してはいないような気がします。CMなしでしかも試合終了まで無制限延長(編成によっては夜11時くらいで打ち切る場合もありますが)で放送してくれる地上波で唯一の番組で、CSの見方がわからない人たちにはありがたい存在であるはずなのに、視聴率的に厳しいということなんでしょうか? ザッピングしてでも見てほしいといいう意欲の表れというのでしょうか? NHKのここまでの気持ちの入れ方、真剣にやっていることかもしれませんが、思わず笑ってしまったわけです。

さて、AKB選抜総選挙の発表会ですが、今年は昨年までより放送時間が1時間短縮され、終了後のアフターインタビューが廃止されましたが、上位者のスピーチが短縮されたり、CMで途中放送できなくなったりして視聴者というか、ファンの間では大ヒンシュクをかってしまったとか。言葉が途切れ途切れになってただただスピーチ用のスタンドマイクの前て立ち尽くしてしまったメンバーがいたり、これまでなら二言三言でスピーチを済ませていたメンバーが多弁になったり、想定外のことが相次いでしまったわけですから、顰蹙ものであってもフジテレビを責められないのではと思います。でも、こう考える人もいるでしょう。いつだったか、日テレの24時間テレビで、100kmマラソンがまだ終わっていないからと終了時間を20分延長したことがありました。この時は日テレの偉い人のいわば「強権発動」で延長に踏み切ったわけですが、フジテレビの偉い人が「決着つくまで延長!」と鶴の一声を発してくれればと思った人もいたでしょう。さて、今年のこの顛末を踏まえて、フジテレビは来年どういう風に中継するのか、気になります。

では、また次回です。
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