前後期制をとる今年のJ1で、浦和レッズが前期優勝に王手をかけました。開幕から14試合負けなしというJ1新記録を達成し、気持ちが高まっているようです。そんな中、注目を集めているのが4試合連続ゴールを決めた武藤選手です。武藤? 浦和じゃないでしょ?」そういう人まだいるかもしれません。浦和でない武藤選手、FC東京の武藤義紀選手もチームの中心として、そして代表の一員としても活躍していますが、浦和の武藤雄樹選手も奮闘しています。

ベガルタ仙台から今年移籍したばかりの武藤選手。レッズでは現役の日本代表や代表経験者がずらりとそろう中、勝ち負けに直結するようなゴールを奪い、チームの選手たちはもちろん、サポーターの心をもつかむようになりました。大学卒業後ベガルタに入って4年でゴールはわずかに6つ。それが今年はもうこのゴール数を超えてしまいそうな勢いなんです。それも、3日の柏レイソル戦まで4試合連続ゴールということでこの勢いが本物というのがわかってきそうです。実は、この4試合連続ゴールというのはレッズでは5人目ですが、これまで達成した4人とは福田正博、エメルソン、田中達也、ワシントンとサポーターが今も愛してやまない名ストライカーばかり。「(4人は)それ以外にも貢献していた。そう意味で僕も貢献したい」と誰もが信頼を寄せるためのストライカーとしての自覚してきたようです。

野球でも、これまではそんなに活躍してなくても巨人のようなビッグチームに入ったら才能が目覚めたという選手もたくさんいます。武藤選手もそういうめぐり合いで目覚めることができたかもしれませんね。このまま前期優勝へ一気に駆けぬけるかどうかはもはや武藤選手次第なんていう人も出てくるかもしれませんね。サポーターももちろん期待しているでしょう。

では、また次回です。
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