10月2日にフランスのシャンティイで行われた競馬の凱旋門賞。日本から参戦したマカヒキは16頭中14着に敗れ、また世界の壁を感じる結果になりました。そして、このレースから日本国籍の馬が参戦することを条件に海外競馬の馬券が発売されるようになりました。

ただただ見て、健闘を祈るしかなかった海外競馬の馬券が買えるようになったことから、日本独自の数値ではあれオッズは出るし、最終的には払戻金も日本円で示されます。ちなみに3連単の配当は38万円ほどになりました。テレビ中継のゲスト解説を務めた武豊騎手は「配当が円で出るなんて不思議ですね」なんていっていたくらいです。世界基準に追いつくためには必要なことかもしれませんが、日本と多少なりルールが違う外国の競馬に対してJRAが馬券を売り出すというのは何とも違和感があります。ネット限定というのもまた違和感が。「日本の馬を軸にして馬連総流しだ!」とマークシートを記入しようとしたけど、競馬場や場外馬券売り場の人に「凱旋門賞の馬券は売ってませんよ」と言われたファン、かなりいたと思います。

世界基準に追いつくためには、馬を海外に送るための体制づくりも必要かもしれません。ある程度の渡航補助金や検疫をスムースにできる方法の確立などいろいろ対策があるでしょう。それが先決だと思いますが、それに一定の目途がついたから馬券発売に至ったということでしょうか? そうならば、売り上げがどのように分配されるのか(開催本国にどれだけ分配されるかなど)というのも明確にしてほしいです。いつか、違和感はなくなる時が来るでしょうが、誰もが受け入れられるような制度を確立してほしいです。

では、また次回です。
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