大相撲秋場所で豪栄道が日本出身者として20年ぶりの全勝優勝を果たし、このあとに行われた秋巡業はかなり盛り上がっているようですね。まいた種が実を結んだと言っていいでしょう。

モンゴル出身者が今以上に幅を利かせていたころ、「モンゴルの壁を破るなら沢井か萩原だ」なんてよく言われてました。沢井というのは豪栄道の本名、萩原は稀勢の里の本名で、幕下の頃までは特別に四股名をつけずに土俵に上がっていました。テレビやラジオの番組で大相撲をテーマにした投稿を募集すると、当時奮闘していた関取よりもこの2人の名前がよく挙がっていました。彼らののびしろがまだまだあると感じられるようなファンがたくさんいるからなのか、単に日本人関取がモンゴル人より劣っていただけなのか、理由は断定できませんが、彼らのポテンシャルには誰もが気づいていたと言うことでしょう。それが新たな局面を導いてくれるのかもしれません。

きっと2016年は大相撲の世界でターニングポイントになるかもしれません。それを決定づけるためにも、11月の九州場所では豪栄道の綱取り、稀勢の里の奮起なども期待したいですね。日本人横綱にこだわるつもりはありませんが、才能豊かな力士たちが土俵で熱闘を繰り広げることを期待して、より多くのファンが集まることも期待します。

では、また次回です。
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