バスケットボールのBリーグが先月22日にスタート。3週経過しましたが、観客動員は先細りすることなく、これまでのNBL、bjリーグと比べても多くなっているとか。

何度かここで触れていますが、日本バスケットボール協会が日本リーグをプロ化していく中、一部のチームが協会のやり方に反発して日本リーグを脱退し、bjリーグができました。私が考える中でこの分裂劇がプロレス団体の分裂のように見えていました。はじめは力道山の日本プロレスが全日本と新日本に分裂したように見えましたが、それよりも全日本とノア、新日本とUWFが分裂したような不満分子の分裂みたいなものに見えてきました。

そんな分裂状態が奇跡的に回復してBリーグが誕生しましたが、プロレスのようにまた分裂しないようにするためにどうすればいいのかを考えないといけません。日本プロレスは力道山がなくなってからしばらくして、公金横領で日本プロレスから追放された豊登がアントニオ猪木らを引き抜いて「東京プロレス」を立ち上げ、分裂状態になりました。しかし、長続きはせず選手たちは日本プロレスに戻るか、TBSが中心になって設立した新団体「国際プロレス」(これも日本プロレスを脱退した人達が関わっていましたが)に移るかのどちらかになりました。猪木は日本プロレスに戻り、ジャイアント馬場とのBIコンビで日本プロレスに活気を取り戻しました。その後また大きく分裂してしまいますが、BIのような実力も人気も伴うような象徴的な選手がいたからこそ息を吹き返すことができました。

BリーグにもBIのような象徴的な存在が現れるべきだと思います。NBA経験者の田臥選手のような人がBIのようにリーグを引っ張ってもいいです。Bリーグで育った選手たちがファンに愛されるようになってもいいでしょう。2度とああいう分裂を繰り返さないような努力を業界全体、ファンと連携して進めてほしいですね。

では、また次回です。
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