今年からプロ野球で導入されたコリジョンルール。やってみたらいろいろ考えなければならないことが浮き彫りになっていますね。

コリジョンルールとは、衝突禁止ルール。簡単に言えば、ランナーがホームでキャッチャーに体当たりするなり、逆にキャッチャーがホームへの進路を塞いだりすると、相手を妨害したと判定されるもの。でも、やってみると、暴投したピッチャーのベースカバーが走塁妨害ととられたり、キャッチャーがホームから離れたところにいても相手ランナーを妨害したなんて判定されたり…。2月のキャンプ時分ではキャッチャーとランナーのクロスプレーでの関係性について対策を各チームは主にとっていましたが、バッテリーエラーについても対策をとらないといけないかもしれませんね。

そもそも、新しいものを取り入れるときは、やってみなければわからない部分を完全に払拭できないもの。今年の11月あたりに、一通り終わったところで再度検証されるはずですから、実りある改善を期待しましょう。

ところで、コリジョンルールそのものを今も否定的に考えている人はいるんでしょうか? NPBでホームでの体当たりをショーアップさせたのは、恐らく清原和博元選手でしょう。清原が100kg位の巨体を相手キャッチャーにぶつけるとものすごく盛り上がったように記憶しています。この盛り上がりを期待している人たちなんか、煙たく感じているのかなと。

では、また次回です。
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