2020年のオリンピックとパラリンピックの招致争い、7日にいよいよ決着がつきます。東京は本当にオリンピック招致できるのか、ドキドキしながら待っている人たちはかなり多いようです。

そんな中で気になっていたのが国民感情。だんだんと「やってもいいだろう」という方向に傾いていると報じられていますよね。IOCが行ったという国民調査で、オリンピックを東京でやっていいと思う人の比率は半数をちょっと上回る程度で推移していたのが最新の調査では7割を超えていたようです。しかし、テレビやラジオの番組でアンケートをとると、積極的に賛成つまり「是非やって欲しい」という人は多くなく、「やれるならやってもいいだろう」という人の方が賛成派では多いような印象がありました。いろいろな意味でバカデカイという印象をロンドンオリンピックで受けた人が「これくらいのものが今の日本でできるのか?」と疑問を持つようになったみたいです。国の借金がものすごい日本で現実的に出来るのか? こういう疑問を持つ人たちもいるようです。

そして、反対派の中には「やって欲しい気持ちは山々だけど…」というこれまた消極的な反対を展開する人たちが多いようですね。その人たちが根拠にしているのはやはり「フクシマ」。避難していた住民が全員自宅に戻れるようなるまで待っても遅くないというわけです。そのときに支援の手を差し伸べた世界の人たちに感謝をするためのオリンピックをやればいいと言葉が続きます。また、「東京でなくて地域経済的に復活への起爆剤をもたらせるために九州あたりでやればいい」「日本らしいところでオリンピックをやればいい。京都はどう?」(政府なり国のオリンピック委員会が候補地を一方的に決めることはできないので現実的な意見ではないという断りがありましたが)なんて意見もあります。

さぁ、いざ、東京がオリンピック招致を成功させたとき、消極的な態度を取る人たちに「やってよかった!」と納得できるオリンピックにするための準備が待っています。

それでは、また次回です。
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