アジアチャンピオンズリーグの準決勝で中国の広州広大(エバーグランズ)が柏レイソルを2戦合計8-1で破って、中国勢初の優勝戦進出を決めました。6年前に浦和レッズが日本勢初の優勝戦進出を果たし、そして優勝へとたどり着いたときの盛り上がりもすごかったですが、大型連休中だったという中国もこの快挙に大盛り上がりだったようです。

もしかしたら代表よりも強いかもしれないと思ってしまうような猛烈な攻撃力で勝ちあがったわけですが、リッピ監督がチーム改革に本気に取組んだ効果であるかもしれないし、かなりたくさんあるといわれる潤沢な資金で韓国やブラジルの伸びしろがある選手を集めた効果かもしれません。でも、それだけでは片付かないかもしれません。
こういうお膳立てがあった上、国内リーグとACLを両立できるようにと配慮した協会の本気もあるかもしれません。ワールドカップを目指す代表チームというのはリッピのような人を監督に据えても簡単に強くなれるとは限りません。育成の積み重ねがあって強くなる、長い目で見ないと強化できないものです。しかし、クラブチームというのは、若い世代の育成を積み重ねることも大事でありますが、現状の強さが特に求められるものです。強さというのは、選手それぞれの力とか戦術はもちろん、お金がどれだけあるかというところも加味されるでしょう。いまこそ、広州広大などの中国から送り出すチームにチャンスがめぐってきたと思うようになって協会は支援を積極的にしていったかもしれないですね。

さぁ、日本、韓国に中国は肩を並べられるか? サッカーの歴史が動くかもしれません。

それでは、また次回です。

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