パソコンの具合が悪かったり、多忙だったりで更新を1回飛ばすような状況となってしまいました。大変ご迷惑をおかけしました。

フィギュアスケートの2013-14シーズン、すなわち五輪シーズンが先月の世界選手権で大方の日程が終わりました。世界選手権が行われたさいたまスーパーアリーナには1万8000人もの観衆が連日集まったとか。これはフィギュアスケートの主要大会での観客動員世界新記録になったそうです。

世界的に日本でのフィギュアスケートの関心の高さを示すことができたいい機会になったであろうこの大会で、ひとつ物議を醸した出来事があります。
男子シングルのショートプログラムでのこと。羽生結弦選手が演技動作に入る寸前に若い日本人女性の声で「愛してる!」との声が。これで動揺したか、羽生選手は最初の4回転ジャンプを失敗したというんです。この一件がネット上で大きな騒ぎになったようで、「愛してる!」と叫んだ誰かがつるし上げを食らってしまった格好になりました。
個人的には、羽生選手がルールで可能な範囲で演技を始めるのを引き伸ばそうとする態度をとらなかったし、イラツクような表情もなかったから、最初のジャンプの失敗とこのことを結びつけるのは拙速すぎる気がするんですよね。

でも、ここでつるし上げた方の肩を持とうと思います。こんなトラブルにならないようにするため、シンクロでやるような笛を採用すればいいのではないでしょうか? シンクロではプールサイドに選手が入場し、演技に入る前の体制が整ったところでレフェリー(競泳のスターターの位置にいる立会人)がピーッと笛を吹きます。その後すかさず音楽が流れて演技開始となります。体制を整える間にはチームメイトから「○○さん、すてきーっ!ひゅーっ!」なんて声援が響きますが、笛が吹かれたら会場の関係者も観客もみんな黙ります。大学大会の「マーメイドカップ」では、競泳部門の部員が応援に来ていた大学の関係者がこの笛のことを口すっぱく伝えていたのをよく覚えています。
フィギュアスケートではどうするか? 選手がスタート位置についたところでピーッt吹いてしまえばいいでしょう。演技前にコールを受けて1分か2分かスタートする位置を決めるためにスケートを走らすことができるんです。そのスケートが止まったところでピーッとすればいいんです。わかりやすくなるかと思いますよ。

ただ、こういうことが採用されないことがファンにとってはいいことなんでしょう。「マナーというか、暗黙の了解というものが理解できていないからこんな騒ぎになるんだ」という考えも理解できますし…。

ともかく、秋からの新シーズンはいろいろと新しい時代への幕開けを感じさせることになるかもしれません。これまで以上にフィギュアスケートで盛り上がりましょう。

それでは、また次回です。
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