明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ、サンフレッチェ広島が5日のガンバ大阪との第2戦を1-1の引き分けで切り抜け、2戦合計4-3で制してました。2年ぶり3度目の年間総合優勝、森保一監督は優勝決定直後のお立ち台で「サンフレッチェに関わる全ての皆さん、おめでとうございます!」と、もはやお約束の一言で喜びを爆発させていましたね(テレビ中継していたNHKのアナウンサーがマイクを持っているのに「明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ優勝しました!」と叫んだときは大丈夫かななんて思いましたが、特別大騒ぎになりませんでしたが)。

大会自体は盛り上がったと思います。最後まで年間総合優勝が決まらないドキドキ感というのは確かに盛り上がる要因にはなったと思いますし、メディアの注目度も高くなったと思います。しかし、やる方にとっては「たまったもんじゃない」といいたくなるところもあるかもしれません。とりわけ、今年は浦和レッズに関わった人たちがそういう気持ちになっているでしょう。数字の上では年間2位で、ファーストステージで優勝しているのに、チャンピオンシップの準決勝で負けただけで年間3位扱いにされてしまうんですから。それに、タイトなスケジュールをいぶかしげに思うような見方もあります。リーグのレギュラーシーズンが終わって1週間もたたないうちにチャンピオンシップの準決勝が始まり、中3日、中2日の間隔で決勝もやるというんですから。それに、「決勝だけホーム&アウェイでやるのはいかがなものか?」という声もありました。

サンフレッチェも喜んでばかりではいられません。もう、10日からはクラブワールドカップが始まり、いの一番でホスト国代表としてオセアニア代表のオークランドシティーとの1回戦を戦わなければなりません。クラブワールドカップが20日に終わった後には26日から元日まで天皇杯の続きがあります。この時期にたくさん試合できるのはこれまで成績を残せたからこそ…と、幸せをかみしめる気持ちもあるかもしれませんが、体調管理が難しくなることも心配になるかもしれません。

プロ野球のクライマックスシリーズを見習って導入したのではないかといわれている今回のチャンピオンシップ。Jリーグや日本サッカー協会でこれからいろいろと検証が進められると思いますが、多くのファンが理解できるような形がどんなものなのか、この先の議論を気にしてみたいと思います。

では、また次回です。
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