プロ野球は18日からリーグ後半戦に入りますが、コリジョンルールの再考についてはひとまず継続審議になったとか。一朝一夕にはやはりいきません。

コリジョンルールの扱い方で問題になっているのは、衝突防止ではなくて守備側がランナーの進路を阻むことを主眼においていることのようです。普通のクロスプレーが守備側の反則になっているケースが多くなっている印象があるみたいですね。こういう事態で思い出すのが危険球の問題です。頭にボールが当たれば投げたピッチャーは誰でも退場というのが問題視され、バッターが倒れこむようなデッドボールならばピッチャーは退場というふうに段階的に扱われるようになりました。

そもそも、コリジョンルールは「衝突禁止ルール」と訳されているものだし、清原和博元選手のような大男にキャッチャーが突き飛ばされてケガするのが問題視されたのがきっかけでできたルールであるはず。だから、危険球のときのようにキャッチャーの身体が傷むようなタックルがあったらルール適用というくらいで運用すればいいのではないでしょうか。

サッカーでもJ1セカンドステージからPKにつながるファウルに対するカードの出し方(イエローかレッドか)が弾力的になりました。シミュレーションになるような攻撃側に責任を求める場合はともかく、守備側の選手が攻撃側の選手を手ではたきおとしたとしても、状況的に仕方がないとレフェリーが判断すればレッドカードでなくてイエローカードにとどめることができるというものです。「三重苦解消」と俗に言われているものですが、これも明確な定義づけがされていないんです。こちらもベストな方法を見つけるのに時間がかかりそうです。

では、また次回です。
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