あっと言う間にリオ五輪は日程の半分を過ぎようかというところ。喜怒哀楽、悲喜こもごもな出来事がたくさんありました。でも、まだ半分あるんですよね。

さて、五輪のテレビ中継といえば日本の放送では見慣れない英語表記の字幕がつきもの。世界共通の映像を使いますから、何十もの言語の字幕をつけるとすれば物凄く大変な作業になります。だから、基本は英語表記というわけです。英語表記だからアメリカのテレビで使われるような表記の仕方をそのまま使うわけではないでしょうが、日本では見られない表現の仕方に首をかしげてしまうことが毎回のようにあります。

今回気になったのは、バレーボールや卓球で使われるマッチポイントやゲームポイントの表記です。あと1点取れば今のセットを獲れるというとき、日本ならリードしている方の点数の下に上向きの矢印というか三角マーク(△)が出てその横に「セットポイント」と字幕がつけられますが、このオリンピックの場合、「5 Set Point」と表記されています。これ、恐らくテニスのようなイメージがあるのかもしれません。ゲームポイントをどちらかが握ったときにこんな字幕が出るのをよく見ますが、テニスの場合は大体「2 set point」「1 set point」となるもの。ただ、卓球やバレーボールでは大きく点差をつけられるようなことがあります。ですから、セットを奪うチャンスが7回も8回もできることがあります。テニス的な表現をされても、気長すぎる感じがするんですよね。日本的に左向きの三角マークの横に「SET POINT」とつけた方がわかりやすいと思うのですが。

陸上などまだ始まっていない競技もあります。これから始まる競技で使われる字幕も気になります。では、また次回です。
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