9日から東京の辰巳国際水泳場で競泳のパンパシフィック選手権が行われています。4年に1度、アメリカ、カナダ、オーストラリア、日本のいずれかで行われる持ち回りの大会で、今回の日本開催は16年ぶりとか。本番の会場はまだ建設中ですが、東京オリンピック2年前に東京でやる大きな大会ということでこれまで以上の注目度があるようです。それに今回から各種目の順位に応じて与えられるポイントの合計を争う団体戦が行われることになり、賞金も懸けられるということでまた新たな盛り上がりがありそうです。

さて、「パンパシ水泳」での日本代表の活躍も気になり楽しみでもありますが、今回は同じ水泳でもスケールの小さな話を。高校野球では部員数が足りない近隣の複数の学校が集まって連合チームを結成して大会に参加していますが、大学の水泳でも連合チームのようなものを作っているらしいとつい最近知ったんです。タイミングに恵まれ大学水泳の関東大会を見る機会があったのですが、その時に違う大学の選手に応援しているところを何度も見ました。高校の同期だったり同じクラブだったりするのかなと思ったらそうでもなさそう。特定の大学の部員がまた別の特定の大学の選手を応援しているんです。気になって調べてみたら、どうやら連合チームのような形で活動をしていることがわかりました。片方は共学の公立大でもう片方は私立の女子大。女子大はかつては単独で活動していたと記憶していたところですが、最近になって公立大の水泳部の練習に女子大の部員が参加して連合チームのような形で活動するようになったようです。公立大の水泳部にも女子部員がいますが、今は女子チームのキャプテンは女子大の部員が務めているとか。別の形もあります。外部練習生という立場で受け入れている大学もあります。その大学では、水泳部があるはずなのに学部の違いで水泳部に入部していない人や水泳部がない大学に通っている人を受け入れているようです。ただ、連合チームという形はとっていないようで役職に就いている人はいないようです。こういう連合チームなどもインカレサークルと呼ばれることがあるようですが、体育会だからと言うわけではないでしょうが、遊ぶためのチャラチャラしたものではないなという印象もあります。

ただ、大学水泳では連合チームのように練習をしていても大会は別々の大学として参加することになっているからか、例の連合チームは女子大と公立大の女子部員でリレーのチームを作ることが出来ず女子大の部員だけでリレーチームを組んでいました。シンクロのインカレ・マーメイドカップではデュエット競技で元々組んでいた同じクラブの選手が違う大学に在学していてもそのままペアを組むことがあったり複数の大学の選手でチームをくんでチーム競技に参加することがあったりして、「これでもインカレなの?」と思ったので矛盾している気がして怖いのですが、全国シードを目指すクラス以外なら部員数などの条件付きで競泳インカレでも合同チームを認めてもいいのかなと思うようになりました。

では、また次回です。
[Web全体に公開]
この記事の前後の記事(新着順)
・一線級か二線級か
2018年08月24日  [Web全体に公開]
・噂でなくて待望論
2018年08月17日  [Web全体に公開]
【閲覧中】インカレサークルと言ってもチャラいわけでなくて
2018年08月10日  [Web全体に公開]
・100回目の夏だから
2018年08月03日  [Web全体に公開]
・大相撲らしいことで
2018年07月27日  [Web全体に公開]

0件のコメント