あと5か月に迫った東京オリンピックとパラリンピック。大会をけん引する組織委員会の会長がギリギリで交代するという前代未聞の出来事が起こりましたが、橋本聖子オリンピック担当大臣が引き継ぐことで決着がつきました。

選手としては夏冬合わせて7回出場したりオリンピック選手団の団長も務めたりして、人生の至る所でオリンピックと関わりがあった橋本さん。聖子という名前も、1964年の東京オリンピックの聖火を見た父の善吉さん(マルゼンスキーなどを送り出した馬主で生産牧場の社長)が思いついたとか。そして2021年にオリンピック・パラリンピック組織委員会の会長というんですから、オリンピックの申し子と言われるのがよくわかります。

そんな橋本さん、日本の競馬にも関わっていたのです。実家が競走馬を生産する牧場だからということもあってか、国(農林水産省)とJRAの橋渡し役をいろいろしているそう。武豊騎手が週刊大衆で連載しているコラムで打ち明けたところでは、海外競馬の馬券発売にも橋本さんが深く関わったというんです。日本の強豪馬が相次ぎヨーロッパや中東の大レースに参戦するようになったのをきっかけに、日本の馬を見るだけでない方法で応援する手段として馬券発売が待望されるようになり、JRAが海外の馬券を売り出せるように競馬法やJRA法の改正を国会で審議できるように橋本さんに働きかけたというわけです。大掛かりな設備の入れ替えが必要ではないネット投票のみではありますが海外馬券の発売が実現しました。

オリンピックともども競馬にもこれからも深く関わっていってほしいと思うのは私だけではないでしょう。では、また次回です。
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