アルガルベカップ、なでしこジャパンは残念ながら優勝を逃しましたが、オリンピックに向けて手ごたえを感じることの出来た大会になりました。
なんといっても、澤選手がいない中でもアメリカを破り、ドイツと接戦を演じたのは何よりの収穫になったと思います(ドイツ戦の決勝点は決めたドイツの選手をほめたほうがいいゴールです。追いつかれても冷静に相手DFをかわしてワントラップして決められるんですから)。ワールドカップアジア3次予選の最終戦でウズベキスタンに敗れて「本田がいなければ話にならない」と言われるようになったザックジャパンとは大違いと思う人もいるのではないでしょうか?

さて、なでしこジャパンはこの先もオリンピックを目指しての戦いの日々を送っていきますが、来月4月15日から「なでしこリーグ」が始まります。
昨年は女子ワールドカップ後に爆発的に観客動員が伸びました。が、これは澤選手、川澄選手、大野選手らなでしこジャパンの中心メンバーが多くいるINAC神戸レオネッサの試合に限っての話だったような気がします。宮間選手がいる岡山湯郷ベルや坂口選手(今年日テレベレーザに移籍)や上尾野辺選手がいるアルビレックス新潟レディースの試合もワールドカップ直後の試合は多くのお客が集まりましたが、INACが来なければ平年よりやや多い程度に留まったようです。男子同様抜群の観客動員を例年は誇っていた浦和レッズレディースもまた然りのようです。
今年は、INAC戦にしか客が集まらないなんてことにならないようにして欲しいものです。Jリーグのように「おらが町のチーム」を盛り上げていく機運が高まってくれればと思うんです。もっと言ってしまえば、「おらが町にもなでしこジャパンの選手がいるんだから、澤や丸山カリナはいないけどなでしこリーグを見に行こうよ」なんて声をかけるファンが増えてくれればと思います。今年はスペランツァFC大阪高槻が1部に復帰。丸山カリナ選手を獲得するは、吉本興業とタッグを組んでチーム運営に取組むはで話題を集めていますが、今年の高槻は1部残留を目指すシーズンになるのではないでしょうか? それに対して優勝争いは今年もINAC、日テレベレーザ、浦和レッズが中心になると言う見方が大勢を占めていますが、私は岡山湯郷ベルに注目しています。昨年はやや好調不調の波が大きかったようですが、それが落ち着けば一角崩しを間違いなくしてくるはずです。

あっ、10日からはJ2に続いてJ1も開幕。20年目のJリーグも楽しんで、盛り上げていきましょう。

それでは、また次回です。
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