夏の甲子園がかなり盛り上がっています。逆転勝ちだったり、延長決着だったり、最後の最後までわからないゲームが多いからでしょうか? さて、6月あたりからスポーツ紙の見出しに「ルーズベルトゲーム」が多用されるようになりました。これは、4月から6月にかけてTBSで放送されたドラマ「ルーズベルトゲーム」の影響のようなんですが、8-7で決着すれば「ルーズベルト決着」というふうに(アメリカの大統領、ルーズベルトが「8-7で終わる試合こそ野球で一番面白い」といったことからルーズベルトゲームという言葉ができたらしい)。
こんなゲームが多くなったことで考えたことがあります。サッカーで「ルーズベルトゲーム」というとどんなスコアになるのかなって。

意見が分かれると思うんですよね。「1-0で勝つチームこそ本当の強さを誇るチームだ」という考え方がヨーロッパには根強くあるようですし、イタリアでは「ウノゼロ」という呼び方が象徴的に使われていることを考えたら、1-0こそサッカーのルーズベルトゲームというのが妥当な感じがします。
しかし、1ゴールだけで終わってしまうのはつまらないという考える人もいるでしょう。攻防の入れ替わりが早くて90分があっという間に過ぎてしまう試合なら1-0こそサッカーのルーズベルトゲームだといえるでしょう。ただ、シュートがいつまでたっても決まらないでイライラする展開の試合をルーズベルトゲームと言ってしまうと失礼かもしれません。「2点差ほどドキドキするものはない」という人もいます。前半が2-0で終わっても、後半にビハインドのチームでもなんとかやっていけると前向きに取り組めるとか。そう考えると、ビハインドのチームが後半に追い上げていき1点差に詰め寄るも最後はなんとか2点取ったチームが守りきる、2-1で終わるゲームこそサッカーのルーズベルトゲームという見方もできそうです。さらに逆転して3-2で終わるゲームこそルーズベルトゲームとまたいえるかもしれません。

そもそも、サッカーは野球と違って攻守の切り替わりがはっきりしないから「ルーズベルトゲームなんてものはない」と偉いサッカージャーナリストの方がいうかもしれません。でも、流行語になりそうな今こそこんなことを考えてみるのもいいのではないでしょうか?

それでは、また次回です。
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