始まってみれば盛り上がってきた平昌オリンピック。14日までに日本勢は7つのメダルを獲得しました。しかし金メダルなし。そんな中で慣れが出てきたような感じがありまして。

報道ではアメリカのスポーツ専門のシンクタンクのメダル予想とかワールドカップシリーズでの成績などで金メダルへの期待が高まってきたからか、銀メダルでも落胆感があって「銀か! 良かった」という感覚ではなく「あっ、負けちゃったのね」という感覚になってくるんです。前回銀メダルだった選手がまた銀メダルというとなおさらです。冷静になっているのか、冷めているのか、「まけちゃったのね」という感覚になるのがなんとなく怖く感じます。高梨沙羅選手が銅メダルに終わったジャンプ女子個人ノーマルヒル翌日の日刊ゲンダイで「ルンビとアルトハウスの2人で上位は鉄板で、高梨はどうあがいても3位が精一杯」と報じたのを見て納得した自分もなんとなく怖い気が。この先どう気持ちが変わるのか、気になっています。

その一方で、「日本いける! 勝てる!」と国民の期待を必要以上にあおるようなメディアのやり方を疑問に思っている人もいるそうです。スポーツジャーナリストの生島淳さんは「日本選手と対戦するライバルの情報は昔の方が丁寧に伝えられていたけど、今は日本人への期待ばかりが大きく伝えられている」と感じているようですし、石田純一さんは「日本選手の健闘を讃えるのはいいけど、勝者を讃えるのも忘れちゃいけない。両論併記でいきましょうよ」とラジオ番組で語っていました。伝える方も見る方も広い視野が必要なんでしょうね。

また次回も恐らく五輪の話です。
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