年明けにアジアカップがあり、鹿島アントラーズがクラブワールドカップに出場する関係があって、決勝が12月9日に行われるという異例のサッカー天皇杯。決勝は浦和レッズベガルタ仙台の顔合わせになりました。レッズは連覇を果たした2006年度以来12年ぶり、ベガルタは初の優勝を目指します。これと並行して女子サッカーの皇后杯も行われていますが、こちらは例年より遅い元日に決勝が行われます。

さて、天皇杯で初の決勝進出となったベガルタですが、これまでの女子の記録を上回る快挙を果たしたことになります。女子チームはこれまで皇后杯でベスト4に3度進んでいますが、男子チームの天皇杯での最高成績はベスト4進出1回と女子の成績をやや下回っていました。個人的にはベガルタは皇后杯を先に手にするだろうと思っていましたが、男子が女子の記録を上回るようだと一気に…ということもありそうな気もしてきました。東北勢初の天皇杯制覇もかかるということですから、宮城県ばかりでなく東北中盛り上がりそうだし。NHKは地上波で放送する予定がなかった準決勝を東北ローカルで生中継していたそうですが、決勝もサブチャンネル延長を駆使しながら東北限定地上波中継となるのでしょうか(台風や大雪のような災害報道でもない限り大河ドラマを飛ばすわけにはいかないので)。

女子と男子のチームを両方持つJクラブとしてはリーグのアベックVと天皇杯・皇后杯のアベックVが大きな目標になります。ベガルタレッズも男女とも勝ち残っているため今年度に達成する可能性があります。特にレッズとしては悲願と言っても大げさではないでしょう。男子チームはJリーグ誕生以後、2005年度・2006年度と天皇杯を2度制していますが、女子チームは前身含め4度も決勝に進んでも東京ヴェルディ傘下の日テレベレーザに3度、選手すべてプロというINAC神戸レオネッサに1度阻まれています。前にもこのブログで話しましたが、INACに敗れた時にはなぜか皇后杯決勝のあとに控えた天皇杯決勝に進んだ鹿島アントラーズサポーターの一部がINACの応援に加担したのが不思議に感じたのを覚えています。今年度の皇后杯決勝の舞台は男子チームがガンバ大阪と何度も激戦を演じ嬉しさも悔しさも味わったパナソニックスタジアム吹田というのはただならぬ因縁を感じます。男子も女子もタイトルとなれば、浦和の街は年末も年始も大騒ぎになりそうですが。

では、また次回です。
[Web全体に公開]
この記事の前後の記事(新着順)
・どうすれば…
2018年12月14日  [Web全体に公開]
【閲覧中】祭りは続くか
2018年12月07日  [Web全体に公開]
・強くする方法、まだまだあります
2018年11月30日  [Web全体に公開]
・諦めないのが決め手?
2018年11月23日  [Web全体に公開]

0件のコメント