ラグビーの陰に隠れた感もありますが、9月14日からバレーボールでもワールドカップが行われています。今回は大陸によってオリンピック予選が終わっていることもあってか、上位に入ればオリンピックに出場できるという条件はつけられていません。ですが、オリンピック・世界選手権と並ぶ世界3大大会(五輪翌年のワールドグランドチャンピオンズカップ=グラチャンバレー=を加えて4大大会と呼ぶことも)の1つですから参加各国気合はそれなりにあるようです。そんな中、きになることがありまして。

バレーボールワールドカップというと、1995年のV6から、嵐、NEWS、Hey Say Jump、SEXY Zone、そして今回のジャニーズwestとジャニーズ所属のグループがイメージキャラクターとして盛り上げることが恒例となり、日本絡みの試合が行われる会場には大きな団扇を持ったジャニーズファンが殺到する光景が当たり前のように見られていました。しかし、今回は正面スタンドの最前列にユニフォーム姿の小学生たちが陣取るようになりました。おそらく試合前の選手入場でエスコートキッズを務めた開催県の小学校バレー部や少年団の子どもたちでしょう。選ばれた子たちとはいえ、迫力あるプレーを間近で見られる環境を子供たちに提供できるようになったのは未来設計という意味でもバレーボール業界のイメージアップという意味でもいいことだと思います。

ジャニーズのグループが大会を盛り上げることについてはネットを中心に批判的な声が根強くありました。もっと言ってしまえば、日本開催の世界選手権やグラチャンバレーでジャニーズではない別の芸能人をイメージキャラクターに据えても批判の声がありました。これまで見られたジャニーズファンが殺到する光景を普通に思い、今回見られたユニフォーム姿の一団がスタンドの最前列をしめる光景に違和感を覚える人もいるかもしれません。でも、今回の子どもたちの試みがバレーボール業界への偏見を払しょくできる足掛かりになると確信しています。

では、また次回です。
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