10日にNPBとJリーグが揃って観客の受け入れを始めました。Jリーグの一部のスタジアムで収容人員の半分の方が適用されたところがあったり福岡ヤフオクドームが敢えて2000人程度に抑えたりしましたが、ほかの会場ではどこも上限の5000人近くのファンが集まったようです。大声を出したりタオルを振り回したりすることはできず、自然発生的な拍手やどよめきで自然と盛り上がる様子が多く見られました。そういう雰囲気だからか、ファン一人のヤジが普通以上に響いて試合が止まってしまうシーンもありました。少しずつファンがスタンドに集まるようになると何となく安心します。

さて、19日から始まる大相撲7月場所は元々名古屋から東京・両国国技館に会場を変えた上、無観客で開催することになっていましたが、13日になって観客を受け入れることが日本相撲協会から発表されました。力士たちはモチベーションを維持しやすいと歓迎しているようです。ただ、もろ手を挙げて歓迎というわけにはいかない制約もあるようです。国の規制通りなら両国国技館では5000人まで受け入れが可能ですが、4人用の升席に1人だけ入れるなどするため2500人までの受け入れに留まります。そして横綱土俵入りでの「よいしょーっ!」という掛け声などは禁止で拍手での応援のみ可能とのこと。無観客とまた違う、普段通りでない空間でどれだけのパフォーマンスを出せるかというのも気になります。

同じく13日、相撲協会は11月に行われる九州場所も東京で実施することを発表しました。大相撲の場合、東京に最小限の留守部隊や継続的な治療やリハビリが必要な長期休場力士を残して一斉に地方場所の開催都市に移動します。その際のリスクを勘案しての決断とのこと。7月場所を名古屋から東京開催に変更した原因の一つでもあります(2週間延期したら愛知県体育館で先約のイベントがあったことが発覚したのも原因ですが)。今はまだ新型コロナウイルスが人間にとって恐れるに足りないものだと言い切れる状況ではありませんから、年に1度の楽しみを失う九州各地のファンには残念ことかもしれませんが、仕方ないことではないでしょうか。今はとにかく今まで通りになることを祈るしかありません。では、また次回です。
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