Jリーグに先駆け、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)が2月26日にスタートしました。日本からは4チームが参加しましたが、初戦で白星を挙げたのはアウェイで貴州人和(中国)に1-0で勝った柏レイソルのみ。ACL初参加のベガルタ仙台はホームでブリーダム(タイ)に終盤追いつかれ1-1のドロー、浦和レッズはアウェイで広州恒大(中国)に0-3と大敗、昨年のJ1優勝サンフレッチェ広島はホームでプニョドコル(ウズベキスタン)に0-2で敗れました。

2007年のACLは、優勝したレッズが飛び抜けているような印象がありました。何せ、1試合も負けずに優勝できたわけですからね。ただ、今回は他の国のクラブの実力がめきめきと伸びているという印象があります。相手もプロです。相応のお金をかけて戦力を充実させてJに追いつき追い越せで頑張っているからなんでしょうね。特にレッズに勝った広州恒大はヨーロッパで戦った選手を何人もつぎ込み、イタリア代表をワールドカップ優勝に導いたリッピさんを監督に迎えて、本気でACL制覇を目指そうとしているそうです。時代はやっぱり進んでいるわけです。

そんなことを思いながらワールドベースボールクラシック(WBC)のことを考えてみると、ここでもまた時代が進んでいっていることを実感します。本大会出場を目指す予選が初めて行われるようになり、ブラジルやスペインといった野球業界では「未知の国」といわれる国が本大会へ出場することになりました。こういった国がいろいろな手段で強化を図っていくと、ACLのように日本が韓国やキューバ、アメリカとともに飛びぬけた存在になれなくなるかもしれないんですよね。これは野球が世界へ浸透しているいい証拠だろうと前向きに考えています。

3月2日、JリーグとWBCが同時に開幕。どれをいつから見ようか…頭を悩ます日々がもうすぐやってきます。これはあくまで楽しみだって意味ですよ。

それでは、また次回です。

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