いわゆるコロナ禍の影響でサッカーのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)は中東カタールでのセントラル方式開催になりました。といっても、コロナ禍が警戒されるようになる前に少し消化していたため、正確に言うと予選の残りと決勝トーナメントをカタールで集中してやることになったというわけです。

ルヴァンカップもコロナの影響で競技方法が変更されましたが、こちらは予選ラウンドの1巡目だけやった後に一発勝負の決勝トーナメントという流れ。ACLは予選の2回総当たりは維持して決勝トーナメントを一発勝負にしています。なので3日も経たないうちに同じ相手と対戦するなんてことも予選ではあったようです。通常の場合、ACLは国内リーグの日程を縫う形で進められるため試合日程の進め方は五月雨式になり、優勝が決まるまで約7か月かかります。ですが、今回の場合は予選の残りから優勝が決まるまで3週間弱で終わってしまいます。参加チームは短期決戦なのに同じ相手と何度も当たる可能性があるという経験がない展開に苦慮しているかもしれません。

サッカー業界の人たちはこのような形のACLは今年だけだろう、というか、今年だけにしてほしいと思うかもしれません。でも、ある程度修正すれば、セントラル方式でのACLはやってもいいのではないかと思います。大会を最初からやるとすれば予選は1回総当たりになっているでしょう。決勝トーナメントももちろん一発勝負。そうすれば、恐らく3週間弱ですべてが終わるはず。ただ、国内リーグや代表戦の日程と折り合いをつけられればという条件付きになるかもしれません。野球みたいにサッカーには試合が行われない期間が明らかな形で生じることはない。まとまった期間を捻出するのは至難の業といえます。でも、アジアカップのように恒例化するようになれば可能性はあるとも思います。やる方としても移動から移動での疲れがパフォーマンスに影響しなくなるメリットもあるでしょう。野球感覚で言うなとサッカーに詳しい人に言われるかもしれませんが、この形のACLもあっていいのではないでしょうか。

では、また次回です。
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