12日に女子サッカーの新リーグ「WEリーグ」が開幕。この日行われた5試合の観客動員は1試合平均で計算するとJ2の平均よりも多いということで上々のスタートとなりました。ただ、これを「ご祝儀相場」に終わらせるわけにはいきません。

WEリーグは日本初の女子プロサッカーリーグとして誕生しました。ということで、Jリーグと同じようにA契約、B契約…という具合に、これまでのなでしこリーグよりもプロとしての契約を明確にできる体制を整えました。そして、新規参入チームを中心に代表経験者の引き抜きが活発に行われました。WEリーグに参入しなかったチームの代表経験者の引き抜きにはチームの戦力ダウンへの不安の声が聞こえたこともありました。でも、WEリーグ各チームの本気が見えてくる部分もあるかもしれません。

今シーズンは11チームで争われています。なので各節1チームは休みになりますが、単なる休みではないんです。WEリーグの理念を試合以外で体現するための日として、社会貢献活動をすることを義務付けているとか。こういう形をとるのは恐らく日本初かもしれません。WEリーグがサッカーファンだけでなく広く国民に知れ渡るようにするための努力を示しているのかもしれません。

オリンピックやワールドカップで盛り上がった時だけなでしこリーグが盛り上がったという見方があったことは否定できません。こういった反省があるからWEリーグではいろいろな取り組みをしてきています。これが実って本当に女子サッカーが市民権を得られることを期待します。では、また次回です。
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