埼玉西武ライオンズからドラフト指名を受けた高校生投手のA選手(新聞によっては名前を公表しているようですが)が無免許運転とスピード違反で警察に摘発されたとか。当面は高校の監督の下で謹慎し、契約への作業はストップ。そのためもあって、ファンに公開された入団発表には参加できなかったそうです。以前にも他のチームでドラフト指名を受けた高校生選手が地元に里帰りしたときに友人と飲酒していたことが発覚し、正式契約が他の選手よりかなり遅れたことがありました。いったい、こういうことが何で起きてしまうんでしょうか?
高校3年生って、11月、12月…と受験勉強の真っ只中。就職を目指す人たちも就活の追い込みをかけているような人もいるかもしれません。そんな中で大学の推薦入試に合格したりどこかの会社から早々と内定をもらったりすれば、気持ちのゆとりがやはり生まれてくるものでしょう。ただ、それが「気の緩み」になってしまったら、こういうことになってしまうんでしょうか? まぁ、「気の緩み」が病気を引き込んで倒れてしまうよりかは元気な分マシといえばそれまでかもしれませんが。
思うに、次の進路が決まることというのは、それまでのことが終わって何をしてもいいというわけではありませんよね? これからへの準備をする時間だと高尚なこと言うつもりはありませんが、終わってもいないし始まってもいないから、気を緩めるわけにはいかないのではないでしょうか? 今回は珍しく生意気な物言いをしてしまいましたが、A選手にはこの一件をひきずることなく、でも、この一件で自分がどんな影響を及ぼしたか胸に刻んでこれからを歩んで欲しいです。

予定は未定ですが、次回はクラブワールドカップのことを。
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来年春のWBCを目指した侍ジャパンの強化試合「侍ジャパンマッチ」2試合ともに空席が目立ったとか。NPBサイドでは「料金設定が高かったかも」と分析しているようです。ただ、プロが加わって野球の日本代表が構成されるようになってまだ十数年しか経っていません。まだ、サッカーやラグビーのように代表チームに確固たる価値が見出せないことも、空席が出来た原因の一つではないでしょうか?

今更いちゃもんつけるわけではありませんが、代表メンバー選びに難航した要因に「シーズン終わったあとにまた気持ちを高めるのは難しい。来年に向けての調整をしているのに…」という空気があるように思います。「代表戦」ではなく「シーズン後の親善試合」というイメージがまだ大勢を占めているのでしょうか? 確かに、9ヶ月という長いシーズンの後にまた集中力を保たなければならないのは大変なことかもしれません。しかし、サッカーでも国内での10ヶ月近く続くシーズンが天皇杯で終わった後に代表合宿と強化試合が行われることがありますが、ここまでの不満な空気は立ち込めることはないと思います。「モチベーションを高めるにはどうするか」とサッカーの代表活動でも心配されることもありますが、それなりに解決しています。野球でこういう問題にぶつかったときにどう解決するか、時間をかけて答えを見出せれば侍ジャパンの価値が確固たるものになるかもしれません。そして、メジャーリーガーたちが契約関係や調整の流れに気兼ねすることなく心置きなく代表に関われるような環境を世界的に整備することも必要です。これは日本だけで何をすればいいという話ではありませんから、とやかくは言いません。

「代表は名誉」「代表は誇り」と誰もが胸張って思えるときがやってくることを楽しみに待ちましょう。

それでは、また次回です。

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更新が遅くなって申し訳ありません。

 さて、メジャーリーグのワールドシリーズはジャイアンツがタイガースに4連勝してあっさり決着しました。ジャイアンツはリーグ夕チャンピオンシップで1勝3敗の崖っぷちから3連勝で逆転し、その勢いでワールドシリーズ制覇を果たしたような感じです。タイガースだって、イチロー選手や黒田投手のヤンキースに4連勝してリーグ優勝したチームです。価値というものはかなりのものでしょう。簡単に言わせていただくなら、チャンスをどれくらいものにできたかというところが勝負の分かれ目になったのではないでしょうか?

 メジャーリーグのポストシーズンは先に何勝すれば勝ち抜けという方式をとっていますが、ここで全勝で勝ち抜くことを「スイープ」と呼んでいます。今年にあてはめるならば、ジャイアンツはワールドシリーズで、タイガースはリーグチャンピオンシップでそれぞれ「スイープ」を達成しています。そういう勝ち抜け方を日本では、バレーボールやテニスで1セットも相手にとられることなく勝つのと同じと考えてか、「ストレート」と呼ぶこともあります。これって、和製英語なんでしょうか? ふと思い出したら気になっています。

 ワールドシリーズでスイープが達成されるのはかなり少ないとか。だからこその爽快さが喜びを増幅させるかもしれませんね。その喜びをかみしめるチームが来年は現れるでしょうか?

それでは、また次回です。

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パリーグのレギュラーシーズン優勝が北海道日本ハムに決まりました。現役引退から21年も現場に戻ることがなかった(横浜の牛島和彦元監督が栗山さんをコーチとして入閣させようと画策したものの破談になったことがあるようですが)栗山英樹監督がいきなり優勝までたどり着くとは、いやはや参りました。

「熱中先生国際派」という評論家時代のキャッチフレーズはありましたが、同じ新監督の横浜DeNAの中畑清監督や中日の高木守道監督と比べれば理論家肌のイメージが強かった栗山監督。一歩間違えれば選手に対して冷徹になって対立が起きたかもしれませんが、ひたむきで熱心な、そして時には人目はばからずに涙を見せるような熱さが勝ったからこその栄冠だったのかもしれません。ネットで評論家時代に「ただの野球オタク」と酷評されたこともあったようですが、野球に対しての情熱をこれまでと違うで表現できたということでこの優勝は意味を持つのかもしれません。

ただ、2012年の戦いはすべて終わっていません。チームへの熱い思いを注ぐ日々はまだ続きます。野球への情熱をどう表現するか楽しみにしましょう。

それでは、また次回です。

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