1月31日にフジテレビで放送された「vs嵐」に浦和レッズの選手6人が嵐への挑戦者として登場。あらゆるゲームで嵐と丁々発止していました。こういうゲーム番組にJリーグの特定のチームの選手が挑戦者として登場するのはあまり多くなかったのでは…と記憶しています。

以前放送していたTBSの「東京フレンドパーク2」では、年末にその年日本一になったプロ野球チームの選手たちが大挙して登場しゲームに挑戦するのがお約束になっていました。「vs嵐」でも日本一球団の選手たちが登場するケースがありましたが、年末というよりも年明けに入ってから登場することが多いですね。そんな中でのレッズの登場というのは新鮮な感じがしました。サッカー選手がこういうゲーム番組に出演するとすれば、日本代表とか、なでしこジャパンのように国民的関心事の中心にいるような人でなければならないというイメージがあったのではないでしょうか? それが特定チームの選手が出演するようになったわけですから、いい変化だろうと思います。

ただ、「タイトルを取っていないチームの選手が全国放送の番組でデカイ顔するな!」と怒りを覚える人もいるかもしれません。野球選手でさえ最低でもリーグ優勝できなければ出演できないというのに、タイトルを獲得できたJリーグのチームが呼ばれないというのには違和感を感じるところだと考えれば、この怒りはごもっともと思います。ただ、浦和レッズというのは良しに付け悪しきにつけ注目されるチームで、全国的な知名度というものもあります。そういうところを手がかりにして、「東京フレンドパーク2」のようにタイトルを勝ち取ったチームが毎年のようになってくればいいだろうと思います。

県境を越えたらそのチームの知名度ががた落ちなんてことはないと思いますが、誰もが知るJリーグチームが多くなることをこの番組を見て祈るところであります。それでは、また次回です。
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23日に行われた「J1昇格プレーオフ」の決勝(というか、昇格チーム決定戦)。後半40分に古巣相手に林選手が決めたゴールで大分トリニータジェフ千葉を1-0で破り、J1昇格を決めました。レギュラーシーズンの順位が下だったチームが決定戦に残り、その中でも最も下のチームがJ1昇格を決めるとは、まさに下克上、まさにクライマックスって感じです。

そんなJ1昇格チーム決定戦の雰囲気を端的に描いた漫画があります。サッカー専門新聞「エルゴラッソ」で毎週水曜日に掲載されているとうこくりえ先生の「蹴球風見鶏」。各チームのマスコットが国内のサッカー事情をコミカルに語っている漫画ですが、時に笑い、時にウルッとさせるものです。トリニータのマスコットとジェフのマスコットが、それぞれが経験したナビスコカップ決勝とは違う盛り上がり方を見せる国立競技場を見てしみじみと「これは勝者を決める戦いじゃなくて敗者を決める戦い」「前と進んでいこうとする道がどちらか1本閉ざされる」と語るんです。かわいい見た目からは想像できないリアルな言葉が並びます。当事者としてはこういう気持ちの方が強いのかもしれませんね。こういう言葉を聞くと、「下克上」だの「クライマックス」だの言っているのは何だか野次馬根性というか、他人事のような感じになりますよね。

来年もこのプレーオフは継続されるそうです。次への道をつなげる戦いとして、大切なものだということをかみ締めながら見守ったほうがいいかもしれません。さぁ、Jリーグは12月1日のJ1最終節で残留・降格、ACL出場権をめぐる戦いがすべて決着します。これも大事な戦いです。選手たちの精一杯の戦いに注目していきましょう。

それでは、また次回です。
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J2の「レギュラーシーズン」が終わり、自動昇格の2チームが決まりました。楽々とゴールできたヴァンフォーレ甲府に続いて、レギュラーシーズン最終戦で2位に滑り込んだ湘南ベルマーレ京都サンガFCにさらわれた2位の座を最後の最後に取り戻したというんですから、諦めない気持ちはなんにつけても必要と思いました。そして、J1昇格最後のいすを賭けたプレーオフが始まります。

京都サンガFC横浜FCジェフ千葉大分トリニータのうちわずか1チームがJ1昇格を勝ち取ります。紙面にはJ版クライマックスシリーズなんて書かれた事もあるプレーオフですが、やるほうとしては「そんなのんびりしたこといわないでくれ!」といわれてしまいそうな気がします。ジェフ以外の3チームには自動昇格の可能性が残っていて、勝ち進んでいればこんなプレーオフに出なくても済みました。それに出ないといけなくなるわけですから、気持ちの切り替えや体調管理など更にやらなければならない。失敗したらもうおしまいということにもなります。「6位以内目指してJ1の夢を!」と考えているチームとしてはクライマックスシリーズを目指して戦うプロ野球チームと同じようなモチベーションでやれるのかもしれませんが、自動昇格を目標にしていたチームとしてはどんな心持でこのプレーオフを迎えるんでしょうか?週末には決着がつくJ1昇格争い。今年が初めてとなる昇格の形はどういう風に見えるのか? 楽しみにしてみます。

それでは、また次回です。

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諸々あって、更新が遅れてしまいました。申し訳ありません。

10月6日から20日までのJ1カレンダー。チームによって様々に見えるようです。10月6日にJ1の試合が終わって中3日で天皇杯、そしてさらに中2日でナビスコカップ準決勝といった感じ。このナビスコが終わると平常通りの土曜J1が戻ってきます。
この間にある試合に全部出場していたのはナビスコ準決勝に残った4チームのうち3チーム。鹿島アントラーズ、清水エスパルス、柏レイソルです。この3チームはとりわけタイトなスケジュールを突きつけられてしまったわけです。FC東京は天皇杯で初戦(2回戦)敗退だったため、毎週土曜日に試合をこなすふつうのカレンダーのままでした。

ナビスコカップに勝ち残れなかったチームのほとんどは天皇杯が終わって10日間も試合がない「秋休み」ができてしまいました。と、いったって休み休み練習をしています。J1で優勝を目指すチームも、J1残留が目標になったチームも、この10日間はじっくり腰を据えてチームが克服すべき課題に取り組んでいます。

そんな中、もっとも暇をもてあそんだチームの1つにJ1首位を走るサンフレッチェ広島がいます(ヴィッセル神戸、サガン鳥栖も)。なんと、天皇杯初戦敗退したばかりに、まるまる2週間試合なし! 試合感覚どうなんでしょうか? けが人を休ませることができてよかったかもしれませんが。このスケジュールがこの先の優勝争いに影響を及ぼすのかどうか、気になってきます。

代表のヨーロッパ遠征(フランス・ブラジル戦)に帯同している選手を抱えるチームは天皇杯やらナビスコを戦う時のやりくりが大変でしょう。そこから若い力が生まれてくればいいですが。そんななか、浦和レッズみたいにJFLのチーム相手に天皇杯にベストメンバーに近い戦力(古傷を抱えていて回復に時間が必要な選手を抜いたようです)ぶつけられるチームもいるんです。
さぁ、この2週間でJ1はどんな展開をもたらすのか? 楽しんでいきましょう。

それでは、また次回です。

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日本でももはや当たり前となったネーミングライツ(命名権)。スタジアムとかホールとかはもちろん、公園とかバス停にもつけようなんて話もあるそうですね。ネーミングライツでこんな変わった話があるんです。

浦和レッズのホームグラウンドの一つであるさいたま市浦和区の「さいたま市浦和駒場スタジアム」のネーミングライツをレッズがこの春に取得したのですが、新しいスタジアムの名前は一般公募で決めようとクラブの公式サイトに発表されました。その結果、どうなったと思いますか? クラブが「浦和」「駒場」のいずれかの地名を入れるように呼びかけたからなのか、「前の名前のままでいい」という結論になってしまったんです。サポーターとしてはヘンテコな名前をつけられては「聖地・駒場」の看板に傷がつくと思ったんでしょう。「さいたま市」が抜けて「浦和駒場スタジアム」の名前がそのまま残りました。サポーターとしては6万人入る埼玉スタジアムも大事なところですが、いい思いも苦しい思いも味わいそして一つになれた場所として駒場は「聖地」と呼ぶくらいもっと大事なところと思うのかもしれません。だから、こういう結果がベストだったんでしょうね。

これまでのサッカースタジアムでのネーミングライツでは首をかしげることが多かったような気がします。三ツ沢球技場が「ニッパツ三ツ沢球技場」になったとき、新聞やネットの日程表などに表記される略称が「ニッパ球」になったときには唖然としてしまいましたね。「三ツ沢の名前を残せ」と所有者の横浜市が訴えた結果、ヘンテコな名前にはならなかったようですが、この略称はいかがなものかと思ってしまいました。あと、今年になって「西が丘サッカー場」が「味の素フィールド西が丘」になったんですよね。はっきり言って違和感あります。サッカーがあまり盛んでない頃から日本リーグや高校サッカーで名勝負が繰り広げられた歴史的な場所ですよ。記念碑的に「西が丘サッカー場」の名前を遺して欲しかったですよね。そういうことを考えると、あえて新しい名前を選ばなかったレッズサポーターの行動には賞賛の気持ちを贈りたいですね。

それでは、また次回です。

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