東京都の高校野球春季大会の決勝が27日にナイターで行われ、しかも4時間も超える大激戦になったとか。これが高校野球のナイター化に拍車をかけるのではないかとの声も出始めているという声もあります。

清宮幸太郎選手率いる早稲田実業と日大三という注目度の高いカードになったこともあるし、平日に基本的に試合が組まれる東都大学野球や土日で1勝1敗になったために平日に決着戦をやらなければならない東京六大学野球との兼ね合いもあったからかもしれません。また、本来決勝をやる予定だった第2球場が、清宮選手が出る試合になるたびにキャパシティ一杯という5000人以上の観衆が集まるという状況も勘案したのかもしれません。でも、ナイターで地方大会が行われるなんて、よほど雨が続いて日程が大幅にずれない限りはないでしょう。

試合は4時間を超える大激戦になったばかりか2万人の観衆が集まったそうです。そうならば甲子園でもやってもいいだろうなんて言う人もいるでしょう。ただ、これには大会規定を改正しなければなりません。現在の既定では疲労回復の時間を確保するためにと、試合開始時間のデッドラインを設定しています。そのデッドラインを撤廃するか、鳴り物での応援ができなくなる夜10時の2時間前の夜8時までに遅らせないといけません。ハードルは高そうです。

では、また次回です。
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4年に一度の世界一決定戦「ワールドベースボールクラシック」はいよいよ準決勝。侍ジャパンは2次ラウンドまで負けなしで勝ち上がりました。侍ジャパンは第1回から4回連続でベスト4進出を決めましたが、その一方で、今まで見たことないような国の代表を見るようになりました。

ラグビーほどではないにしていもWBCの国籍条項は結構ゆるく、野球のイメージのない国の代表チームが奮闘するようになっているみたいです。祖父母の代までにその国の国籍の人がいれば国の代表になればいいというレギュレーションがその肝にあるようです。特に今回多くの人に驚かれたのがイスラエルの活躍。実はメンバーのほとんどが現役メジャーリーガーかメジャーリーグ経験者という顔ぶれでしたが、この国籍条項に当てはまったアメリカ人選手を見事に集められたから台湾や韓国といったアジアの野球先進国を圧倒してしまったのです。

人種のるつぼといわれるような国で生まれ育った野球だからこそこういう驚きが生まれるのかもしれませんね。ラグビーだと「移民のスポーツ」といわれる性格上、その国のチームに一定年数以上いれば国籍を取得していなくても代表になれるという規定がありますが、WBCはそこまで規定はゆるくはありません。ただ、ルーツで感じる誇りというのもあるかもしれない。だからこそ生み出されるものもあるかもしれませんね。

一度は今回限りでの廃止が噂されていたWBCですが、2021年に5回目のWBCが実施される方向で関係各所と調整に入ることになったそうです。もっと面白いWBCを楽しみにしましょう。

では、また次回です。
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WBC(ワールドベースボールクラシック)の侍ジャパンのメンバーが出そろったと思いきや、大谷翔平選手が昨年足首を痛めた影響で出場できるかどうか微妙になってきたとか。投手としての出場を断念して野手に専念するとしていますが、一部ではもはや無理という声も。キャンプイン直前に栗山監督が打ち明けたことで色々なところで混乱が起きているというのも気になります。

侍ジャパンの運営サイドに日本ハム球団がこの状況を伝えたのは1月30日としていますが、侍ジャパンの運営サイドは「聞いてないよ」。代役立てるにしても投手の代役にするのか野手の代役にするのか小久保監督は頭を悩ませることになりますし、代役に選ばれた選手の球団がそれに同意するかというのも不安というか心配になります。

こういう混乱の話になると「サッカーじゃありえない」と思うでしょう。サッカーなら代表を集めるためのルールというか方法をFIFAが決めているのでこういう混乱は起きにくいし、強制力が働くものと認識されているようです。ただ、国際Aマッチでない大会だとヨーロッパのチームが「代表よりうちの方が大事」といって受け入れを渋るようなこともありますが、招集断念に至るケースはあまりありません。

サッカーならヨーロッパのビッグクラブを黙らせるほどの強制力がFIFAにあるので代表招集はスムースにできますが、野球の場合はメジャーリーグの球団を黙らせるほどの強制力がある国際機関があるとは言えない状況。ましてはWBCはメジャーリーグ機構と選手会が作った「WBC興業株式会社」のようなものが主催していますから、メジャーリーグの球団のわがままが通じてしまう部分が多くなるし、招集に向けたルールを明確にできなくなる部分も多くなる。2020年のオリンピックに向けて国際野球・ソフトボール連盟はいろいろ問題を解決しないといけなさそうです。

では、また次回です。
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日本シリーズが終わりました。北海道日本ハムが2連敗からの4連勝で10年ぶりの日本一なりました。ほんの一つのミスで流れが変わってしまう、野球の怖さ、難しさを見せつけられました。選手のミスだけでなく、監督の戦略ミスも流れが大きく変わってしまうシーンがあったのも印象的です。

戦略ミスが多かった広島にとってはもったいないシリーズだったし、それを誘発させる仕掛けをいくつも成功させた北海道日本ハムは何というか強かさが見えたシリーズかもしれません。強さを強さ以外のものに見せているような感じでもあります。栗山監督は評論家時代に往年の名選手の野球道具やメジャーリーググッズを喜びはしゃぎ集めていて「野球オタク」のように言われたことがありますが、いやいや、野球が根っから大好きな人なんですね。楽しくも激しい野球をして日本一になれたことはすごいことです。

結果抜きで広島は盛り上がりましたね。優勝してチームどころか県内一丸になったのがすごい。ここもまた根っからの野球好きという土壌なんですね。41年ぶりの優勝パレードが待っているそうです。どんな雰囲気になるでしょう。黒田投手が引退して背番号15が永久欠番になることでまた熱気がおびることでしょう。

では、また次回です。

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リオ五輪と日程がまさかの丸かぶりになった今年の夏の甲子園。それでも、盛り上がっています。やっぱり夏は夏なんですね。

夏の甲子園は、県から地方へと2度絞り込みがかかるセンバツと違って、力の差が出やすくて大勝、圧勝で決まる試合が特に序盤に多い印象がありますが、今年は最後までわからない激戦が続いています。特にすごかったのは沖縄の嘉手納。初戦の前橋育英戦では相手の1点を削る好守備を見せたと思えば大逆転。3回戦の明徳義塾戦ではほぼほぼ勝負が決定るような状況なのに終盤にビッグイニングを作って、いい意味で諦めの悪いところを見せました。投手陣では花咲徳栄(埼玉)の高橋昴也投手の連続無失点がどれだけ続くかとか、150kmオーバーがどれだけ出るかとか、興味がいろいろとわいてくることがありました。奪三振ショーもありました。

そんな甲子園も21日には決勝です。果たしてどんな結末が待っているのか、楽しみに待ちましょう。

では、また次回です。
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